エディトリアルデザイナーのアプリ制作日記

Unityで遊ぶ個人開発者のメモ書き

Unityアクションゲーム制作記 その36 全国エンタメ祭りに参加してみた(1日目レポート)

 8/4~5の2日間、岐阜で行われていた全国エンタメ祭り(以下、ぜんため)。その祭りの一角、インディー通りに出店してきたわけですが、イベントへの出展経験の少なさからの「思い違い、反省、学び」がたくさんありました。要は無条件に「楽しかったねー。また参加したいねー」と思えなかったということです。結論から言うと、

「一人では参加しない方がいい。あくまでぜんための祭り全体を楽しむべき」

と心底思いました。あくまで個人的な感想ですが、一人だとぜんための他のイベントを全く楽しめません。その祭り全体を楽しむ余裕がないなら、はっきり言ってわざわざ遠距離から時間とお金をかけて参加するのは、もったいないと言わざるを得ないでしょう。基本ボッチの人間の戯言と言えなくはないですが……。

  さらに夏真っ盛りに2日間のイベントに参加すること、長距離の移動をすること、1日7時間立ちっぱなし(椅子は2脚ありましたが、立ちっぱなしの理由は後述します)も舐めてました。もともと引きこもりの体力ナシなので、ものすごくキツイことを実感(遠方から本気でイベントに参加している人、すごいです)。

ぜんためインディー通り1日目

 では、実際に参加してみてのあれこれを出展側からレポートしていきます。あらかじめお断りしますが、これからのレポートは下記マップの4番の場所のみの観測結果になります。他の参加者の方で、全く違う印象になるかもしれませんが、ところ変わればなんとやら、そういうものです。ブースの場所は下のマップにある4番。ちょっと奥まったところでした。

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 2日間、ぜんためのインディー通りに出展して感じた客層は、1日目の土曜日は本当にゲームに関して何も知らない一般客がメインで、2日目の日曜日はゲーム好きの若い人が多い印象。意外と家族連れは見かけなかったなぁという感じでした。

 きつかったのは1日目。いままで参加したゲーム系イベント(メガビット、デジゲー博)では、曲がりなりにもお金を払ってイベントに参加して来場している人々なので、ゲームへの興味を持っていて、ちょいちょい展示に目を止めてもらっていましたが、ぜんため1日目は、完全に素通り、目も向けない人も多数いました。人が来ないわけではありません。ただスルーっと通り過ぎるだけなんです。

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 最初から会場の奥まったところで不安があったのですが、隣がメジャーメーカーのコロプラさんなので、それを目当てにした人が滞留することを期待していました。しかし、実際にはVRの体験スペースのみで予約券を持った数人がフラッと来て、すぐいなくなる状況。机の向きも、入り口とは逆のステージに向かっているので、来場者の目には入りません(そもそも遠いし)。特に1日目、4番の周辺の観測だけですが、1~4番の1列はかなり厳しかったように見えました。

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 もちろんある程度は人の流れなどを予想して、ポスターを逆方向へ向けたり、何をやっているかをポスターの上に置いたりして見ました。 結果、足を止めてくれたのは、開場1時間で2組。このときは正直参加を後悔してましたね。

   しかも会場では、うちわの束を持った出展者の方も巡回しており、単にグッズを渡すだけのアドバンテージが完全消滅。せめてもの抵抗として、ツイートにあるようなうちわ作戦を行いつつ、ディスプレイの向きを変更。この時、本気でめちゃくちゃ焦ってました;

 座っている余裕なんて、1秒もありません。ひたすら機会をうかがって、うちわを両手に妙な動きをしつつ、少しでも興味を持って見てくれた人には声をかけ続けました。ちなみに完全に視線を向けないような人はスルーです。説明する人間は一人なので、相手をできるのが多くて2組。興味のない人に無理やり体験させている間、ちゃんと興味を持ってくれそうな人を逃したくなかったのです。

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 この時点でようやく「ああ、このイベントはゲームになんの興味のない一般客が多いんだなぁ」と気づき(2日目で考えは改めますけど、この時はそう思ってた)、黙って立っているだけではどうしようもないと、行動を始めたのです。イベント参加経験の少なさからくる思い込みですね。

 「ゲームのイベントなんだから、全部のゲーム、自分のゲームにも目を向けてくれるはずだ」ではなく、「誰もてめーのゲームなんて知らねーよ。いかにして一目で興味を掴むようにしないと、全く相手にされないぞ」ということを前提に展示、呼び込みの必要があったという、当たり前のことに気づいていなかったのです。なんでもすーぐ「わかってくれる」と思い込んでしまう自分都合で世の中を舐め腐った性根は直さなきゃだな(いい年なんだから;)。

 ちなみに会場は本当に暑かったです(外よりは、はるかにマシだけど)。人が多いのでその熱気、機材の熱気も加わっているのでしょう、本気でやられそうになりました。気づいた限りでは、ブース番号の3~4側(マップの上側)にエアコンの送風口があり、その付近はまだマシ(と思っていたけど、送風口の近くでもそこそこ暑かったらしい)。

  なんだかんだで、持ってきたうちわの半数、50枚ちょいをなんとか配り終えて1日目が終了(基本的に遊んでいただいた人に配布。ただ、遊んでいない連れの分まで渡してだけど)。周りを観察する時間だけはあったので、4番からの定点観測で周囲を見ていたのですが、34番のUNITISさんですら、展示に誰もプレイしていない時があったりして、今日は日が悪いのかなぁと……そんなもんなのかなぁ。いろいろ期待しすぎていたのかもと思い、疲れ切った体を湿布30枚で癒しつつ翌日の準備をして就寝ました……本気で疲れてました……。

2日目へ続く!